オフィス街の大きな交差点に屋台が集まる「ラオパサ」という場所があるというのでランチを求めていってみました。
「ラオパサ」はシンガポールやマレーシアでよく見られる屋台村のフードコートで「ホーカーセンター（Hawker Centre）」のひとつです。
元々は海に近い場所にあって魚市場としてスタートしたんですが、埋め立てによって今の位置に移動したそうです。19世紀に建てられたマーケットで、ヴィクトリア朝の鋳鉄建築の八角形デザインと高い天井が特徴的でシンガポールの文化遺産にも指定されています。こんな建物が屋台街って面白いなぁ。
ぐるっと見てまわり、何を食べるかを決めたところで席を確保して各店に買いに行くことにしました。本当にいろいろな店があって、海南鶏飯や福建炒麺など気になる食べ物もいっぱいで悩みましたが、まずは大きな海老のグリルや牡蠣を扱っている「GRILLED SEAFOOD」へ。
新鮮な生牡蠣。いろいろな国で生牡蠣を食べたことがあるけど当たったことがないから今回も大丈夫でしょう（笑 小ぶりだけどプリっとしていて美味い♪
大きな海老のグリルは注文を受けてから焼いてくれます。ギュッとした歯応えで旨み抜群。
こうなるとランチといえどもビールが欠かせない。
シンガポールのビールといえばTiger Beerですよね。生ビールがあったのは嬉しいな。スッキリした軽い味わいで暑い気候にピッタリですね。
シンガポールに来たら食べてみたかった、名物の「ラクサ」があったので「想吃」という店で購入してみました。
「ラクサ」はシンガポールやマレーシアでよく食べられる、ココナッツミルクやスパイスを使った濃厚なスープの麺料理で、短く切った米麺をレンゲを使って食べる「カトン・ラクサ（Katong Laksa）」、太い丸麺を使う「カレー・ラクサ（Curry Laksa）」、マレーシアでよく食べられるタマリンドの酸味が効いた「アッサム・ラクサ（Asam Laksa）」などがあるようです。
この店の「ラクサ」はカレー・ラクサで米麺の丸麺でした。ツルツルとした舌触りにプツッっと切れやすい麺は柔らかいうどんのよう。ココナッツミルクベースのカレーのようなスープがめちゃくちゃ美味いですね。
以前カップヌードルでラクサ味があったけど、当たり前だけど断然こっちが美味いや。
最後は「Butter & Cream」というカフェでコーヒーとエッグタルトを購入してデザートに。
マカオで食べたエッグタルトが美味しすぎてそれ以来好きになったんだけど、ここのもなかなか美味いぞ。サクッとしたタルト生地を頬張るとほぼ液体なぐらい柔らかくトロトロな卵液部分が溢れ出す。小ぶりで甘さはそれほど強くないけどねっとりと濃厚なので満足感は高い。
スイーツ好きにはたまらんね。
レストランもいいけど、こういう屋台やフードコートは比較的安くていろいろ食べられるのがいいなぁ。
Lau Pa Sat Festival Market（ラオパサ・フェスティバル・マーケット）
10 Bayfront Ave, Singapore
営業時間：10:00〜深夜（各屋台ごとに違います）
定休日：なし