この日は3カ国目、バルト三国最後のエストニアに向けて移動するため朝からリガ空港へ。

朝食はホテルで食べてきたのですが、ラトビアを離れるということで搭乗前にラトビアのアルコールドリンクで乾杯。朝からアルコールって(笑
買ったときはビールだと思って飲んでいたけど、「LABIETIS ZINTNIEKS(ラビエティス・ジントニエクス)」はラトビア語で魔術師を意味する名前を冠したドリンクで、アルコールの入ったエナジードリンクといった感じ。酸味が強く、後味はハチミツのような甘さも感じます。好き嫌いはありそうだけどオレは好きな味だったなぁ。

それではラトビア国営航空会社AirBalticで一路、エストニアへ。
眼下は平坦で森や畑が広がっているのどかな風景が広がっていました。

エストニアのタリン国際空港に到着した後、ホテルにチェックインして荷物を預けて旧市街の散策に出かけました。
天気予報では雨だったんですがめちゃくちゃいい天気でラッキー!高台のコフトウッツァ展望台からの眺めが最高!赤い屋根がキレイですね〜。

散策した後はランチ。「Restaurant Rataskaevu 16(レストラン ラタスカエヴ16)」は超人気店で、口コミでは予約なしでは無理って書いてあったんですがちょっと時間が遅かったからか10分ほどの待ち時間で入ることができました。この店のことを知る友人に話したらありえないほどのラッキーだったとか。

店内は古い壁をそのまま活かしていて、とっても雰囲気がいい。オレは見忘れたけどトイレは床がガラス張りになっていて採掘された遺跡が見れるようになっていたんだとか。見とけばよかった〜!

なにはともあれまずはワイン。
1本目は奥さんチョイスの白ワインで「Hessenstein」というドイツのリースリング。スッキリした辛口ですいすい呑めてしまう。

料理がくるまでサービスで出してくれたパンを食べたんですが、このパンがなかなか美味い。こっちのパンって酸っぱいかパサパサなものが多かったけどここのはちょっと苦みがある香ばしいパンでバターがめちゃくちゃ合いました。

「3種のチーズパイ(11.4€)」はサクッと繊細なパイ生地の中に濃厚なチーズがたっぷり。ほうれん草のソースやクルミなど盛り付けも美しい。

「ヒラメのソテー(19.9€)」。ふわっと柔らかなヒラメの身はバターの香りが良く、カズノコの入ったサワークリームとチャイブのソースがプチプチと淡白な白身魚によく合います。白ワインがすすむ〜。

ランチなのにワインをもう一本。次はテーブルに付いてくれた若い店員さんオススメの「Villa Girardi」はValpolicella Ripasso(ヴァルポリチェッラ・リパッソ)というちょっと変わった作り方をしている赤ワインで、しっかりとしたボディに華やかで豊かな風味が特徴です。

赤ワインを合わせるなら肉でしょう。というわけで「エルク(ヘラジカ)のロースト煮込み(28.6€)」。リトアニアでビーバーを大反対されたのでここではオレのリクエストを押し通させてもらいました。
本来ヘラジカはクセのある肉らしいのですが、これは5時間以上もローストしてから煮込んでいるということでホロッと崩れるほど柔らかくクセもまったくない。
ビーツで真っ赤に色付けされた丸麦がぷちぷちとした食感でいいアクセントになっています。ブラックカラントとマスタードのソースもスッキリした甘みで肉との相性抜群!

デザートは「パンプディング(8.8€)」。口コミの写真を見て一目惚れして注文したんですが、濃厚な甘みのパンプディングと程よい酸味のルバーブのアイスがベストマッチでこれは当たりでした!
料理はどれも美味しく、テーブルに付いてくれた店員さんも素晴らしくて最高。
義母さんの誕生祝も兼ねていると話していたら帰り際に日本語でメッセージを書いて渡してくれて感激。お値段もそこそこいいですがそれにもまさる料理とホスピタリティでとってもいい経験ができました。
Restaurant Rataskaevu 16(レストラン ラタスカエヴ16)
Rataskaevu tn 16, 10123 Tallinn
+372-642-4025
営業時間:12:00〜23:00
金土は〜0:00
定休日:なし