市場で買い出しした後はバスターミナルに向かって、ラトビア行きのバスに乗ります。
リトアニアのヴィルニュスからラトビアのリガまではバスで4時間半。長旅だからスーパーで水やサンドイッチを買ってバスへ。
このバス、超長距離バスでエストニアのタリンまで行っているらしい。自分たちもこのあとタリンを目指すけど、まずはリガで途中下車してラトビアを楽しむぞ。
3時間ほど走ったところでラトビア入国!と言っても停まりもしなければなにか放送があったりもしない。EU圏内は日本でいう県境跨ぎぐらいのイメージですね。
とはいえバスに乗る前にはしっかりとパスポートチェックされましたけどね。
リガのバスターミナルに到着したら川向うに「リガ中央市場」があります。大きな市場には美味しいものがある説を検証するために市場に向かってランチにしましょう。
市場はとっても大きくて肉や魚、野菜などの他、雑貨やおみやげ物までいろいろあります。一部はビアパブが何軒も並んでいたりとなかなか楽しいところですね。
選んだ店は「Siļķītes un Dillītes(スィリチーテス ウン ディリーテス)」という魚がメインの小さな食堂です。店名は「ニシンとディル」という意味らしい。
店内には冷蔵ショーケースがあってこの地方の名物料理のニシンのマリネなどが並んでいます。
一番奥の小さなテーブルを確保し、壁のメニューを見ながら注文して料理が運ばれてくるのを待ちます。
料理が運ばれてくるのを待つ間にラトビアのビール「Valmiermuiža Amber Lager(ヴァルミエルムイザ アンバーラガー)」で乾杯。
スッキリとした苦みで、濃い味ながらグビグビいけちゃいます。
そうこうするうちに注文した料理が続々と運ばれてきました。
まずは「3 Zivju izlase(魚の3種盛り)(19.9€)」。ニシンのマリネをそのまま、焼き、揚げの3つの調理法で食べることができるオトクなプレートです。
マリネはサラダと、揚げたものはポテトと、焼いたものはカッテージチーズにディルを混ぜたディップを添えて食べると美味しかった。
「Zivju solanka(ソリャンカ)(6.5€)」。ソリャンカはロシア料理の一つで、トマトベースでスパイスの効いたガッツリ濃い味のスープである。具材は野菜、オリーブ、肉や魚の燻製などで「飲むオードブル」とも呼ばれるらしい。これがめちゃくちゃ美味しいんですよ。お代わりしたくなるけど結構お腹にたまるスープでした。
最後は「Silkes sacepums(8.8€)」。ジャガイモとニシンのマリネにチーズを掛けてグラタンのようにグリルしたもの。
チーズたっぷりなのに魚がマリネされているのでサッパリしていて美味しい。3種盛りに添えられていたディップを付けて味変するのが美味しかった。
同じニシンのマリネでもこんなにいろんな食べ方があるんですね。
ここは本当に美味しかった〜。
ニシンのマリネがいろんな料理になっていてどれも初めて食べる味だけど、どれも美味しい。
多分日本では食べられない料理なんだろうけど、また食べたいな〜。
Siļķītes un Dillītes(スィリチーテス ウン ディリーテス)
Nēģu iela 7, Latgales priekšpilsēta, Rīga
+371-26-391-122
営業時間:9:00〜17:00
定休日:なし