初日は釧路泊ということで、8年ぶりに友人夫婦と合流して、地元の人達が集まるという「炉端焼 くし炉 番小屋」という店に行ってきました。
安くて美味しい釧路の海の幸に大満足の再会となりました。
こぢんまりとした釧路の繁華街にある「炉端焼 くし炉 番小屋」は大きな蔵のような扉が目印。
一歩店内に入ると大きな炉端に昔のニシン小屋のような趣のある雰囲気。これは美味しいものが食べられそうな気配がしてきたぞ。
奥のテーブル席に通され、しばらくすると友人夫婦が到着。8年ぶりの釧路での再会嬉しいなぁ。思い出話や奥さんを紹介したりと話は尽きませんが、まずは飲みましょうか。
お通しは「コゴミの胡麻和え」。お通しからやられたー!ほろ苦いコゴミが春らしくていいですね。
「ホッキ貝の刺身」がコリコリで甘みがあって美味しい。北海道は牡蠣やつぶ貝など貝の種類も多くて貝好きにはたまらんですね。
「ミズダコの刺身」も茹でじゃなく生なので柔らかくて歯切れがよく旨味が半端ない。夏が旬のミズダコですがこの時期でこれなら夏はもっと美味しいんだろうな・・・食べてみたい!
この店はお刺身だけじゃないんで炉端やその周りにあるおばんざいも見てきたら?と。
厚岸も近いからやっぱり牡蠣も食べたいよねということで炉端で焼き牡蠣にしてもらいました。旨味が凝縮して最高すぎる。日本酒をくれー!
というわけで北海道 福司酒造「海底力(そこぢから)大吟醸」。海底炭鉱の坑道で貯蔵されたというこの酒は温度が一定で紫外線が当たらない環境ということで安定した寝かせができ、穏やかな吟醸香に仄かな甘味で飲みやすい。
北海道といえば本ししゃも。子持ちではないオスならではの濃い味わいを楽しめるのが嬉しいですね。これを食べたらカペリン(一般的に出回っているカラフトシシャモ)は食べられないね〜。
北海道の春の山菜ギョウジャニンニクをお浸しは、クセの少ない軽いニンニクの香り。
炉端で焼いた「イカのゴロ焼き」がめちゃくちゃ美味いんです。
大人な苦みのイカのワタごと焼いたイカはとっても柔らかくてちょっと濃い目の味付けで酒が進みますよ〜。
日本酒2種類目はやっぱり北海道のお酒。日本最東端の根室市にある蔵、氷勝三郎商店の「北の勝」。
地元で愛される普通酒ながら切れがある辛口で焼き物にとっても合います。
「小柱のバター醤油炒め」。北海道の貝にバターに醤油、この組み合わせで不味くなるわけがありません。サクッとした歯ごたえもいいなぁ。
びっくりするぐらい柔らかで臭みもなく美味しかったのが「鯨の刺身」。多分今までで一番美味しかった。一緒に行った義母さんがとっても喜んで食べていたのが印象的だったなぁ。
蟹の身がたっぷりはいったカニ味噌も破格な安さでとっても美味しい。こんなの日本酒がいくらあっても足りませんよ。
釧路自体はそれほど大きな街ではないけど観光客も多くたくさんの飲食店がありますが、やっぱり地元の人達が行く店って安くて美味しいですよね。
釧路に来ると毎回友人夫婦が店を選んでくれるんだけどどこも美味しくて釧路の食べ物の美味しさに脱帽しきり。
ホントに1ヶ月ぐらい釧路に住みたいなぁ。
くし炉 番小屋
北海道釧路市末広町4-9
0154-25-0033
営業時間:17:00〜22:00
定休日:日曜日