今月の月イチオジサン美食会は前から行ってみたかった「和琉沖縄料理 さりぃ」です。
ちょっと高そうで躊躇していたお店だけに嬉しいなぁ。
那覇市牧志のナハートの向かいにある「和琉沖縄料理 さりぃ」は日本酒と沖縄食材と旬の食材を使った新しい形の沖縄料理のコースが楽しめるお店。
この日はメンバーの引越しとオレのアマゾン行き壮行会を兼ねて、主催のT氏が泡を1本持ち込んでくれました。まずは泡でカンパイ♪
今回はお酒とお料理すべておまかせの12,000円のコースでお願いしました。お酒は日本酒や話飲をお好みに応じて大将がセレクトしてくれます。
1品目の「沖縄県産トマトのスープ」は変態的なこだわりの61.7度の低温で火入れした島ダコと百合根が入っています。すごく優しいトマトスープなんですが滋味あふれる元気が出そうな味わいです。
柔らかな島ダコとホクホクとした百合根の食感がいいですね〜。
オススメ日本酒1杯目は埼玉県の「文楽 Bunraku Reborn 純米吟醸 生詰」。フレッシュで桃のような爽やかな甘みとあとに残る柑橘系の酸味がとってもフルーティ。
一発目からめちゃくちゃ好みな日本酒だ!
「サワラのタタキ」は直前にスモーカーで煙を閉じ込め、蓋を開けるとふわっとスモークが漂う演出付き。
上に乗っているのは島らっきょうとごま油を和えたもので、ほのかに香るスモークの香りのタタキとめちゃくちゃ合います。
山形県の「栄光富士 HYPER NOVA」は今年買えなかったので飲めないかと思ってたラベルだけに嬉しいなぁ。
やわらかな吟香とじゅわっとフレッシュでまろやかな飲み口。ピチピチキラキラです!
「アカマチの低温火入れ」はこだわりの49度の低温火入れでしっとりと瑞々しい。ピスタチオと胡桃のオイルソースがとっても濃厚で、アカマチ(沖縄三大高級魚)の柔らかで旨味のある白身を包み込んでいて美味しい。この料理にすごく手が込んでいるのがわかる・・・。
山口県の「五橋 FIVE イエロー 純米白麹」はスッキリとした白麹由来の酸味と純米酒ならではの甘みのバランスが絶妙。これが火入れ純米酒なんだもんなぁ。うますぎる。
ここでちょっと休憩の「もずくスープ」。温かいもずくのスープに柚子の香りでほっこり落ち着く〜。
滋賀県の「笑四季 Sensation 白ラベル 生酒」。甘めのお酒で、純米大吟醸並みの50%精米の切れもある食中酒としてバランスの取れたお酒です。
キラキラのジュレとふわふわの泡がのったこのお皿は「マクブの刺身」。
刺身の下には泡醤油が敷かれていて、キラキラのジュレはのし梅風味、シークワーサーの泡、カリフラワーのムースをのせて食べると、旨味、酸味、コクが混じり合って今まで食べた刺身とは全く違った世界が口の中に広がる。フレンチを食べに来たんだっけ?と勘違いしそうなお皿ですね。
新潟県の「高千代 シン・タカチヨ N-TYPE 想 NOCTURNE」。シン・タカチヨシリーズは昼酒がコンセプトなのにN-TYPEは「夜想曲」と夜をイメージしている。
トロっと甘く、中取りの濃厚さとキレのある乳酸系の酸味がパーフェクト。
オレが高千代好きって伝えた?って思ってしまった(笑
メインのお肉は「デイゴ豚のロースト」。北海道産玉ねぎと京都産の大黒しめじをローストし、上にはモロヘイヤがのっています。
しっとりと低温で火入れした豚肉は柔らかく旨味が濃い。甘みたっぷりの玉ねぎを苦味のあるモロヘイヤで味にアクセントが付いてとっても美味しいです。
お肉に合わせて赤ワインも出してくれました。「カルペ・ディエム メルロー 2017 ビンテージ」はオーク樽で熟成している赤ワインで、ベリー系の酸味があって、濃い赤ワインが苦手なオレでも美味しくいただけました♪
〆のお料理は「じゅーしーの出汁茶漬け」。フレンチのような料理の流れでまさかジューシーが出てくるとはなぁ。海苔とワサビの味わいが嬉しい。
そこに高知県の「桂月 超辛口 特別純米酒60」をあわせる。出汁の旨味と辛口純米酒のキレでスッキリと締めることができました。
デザートもありました。「アイスぜんざい」の上には栗のエスプーマ、ラフランフ、マスカルポーネチーズがのっています。
このエスプーマ、笑気ガスと言われる「亜酸化窒素」で泡化させているそうです。笑いは出ませんでしたが(笑
とっても独創的で美味しい料理にバッチリ合わせる日本酒やワインのマリアージュが最高すぎますね。
大将も気さくな方でお話も面白い。なかなかのお値段はするけど、これはまた来てみたいお店だ。
和琉沖縄料理 さりぃ
沖縄県那覇市牧志1-12-5 又吉ビル 地下1F
050-5593-9040
営業時間:18:00~24:00
定休日:日曜日