那覇市・厳選された鉄板焼フレンチが絶品!特別なディナーを「鉄板焼 天」で。

福岡の友人からのお誘いで那覇の「鉄板焼 天」へ。
沖縄かりゆしリゾートEXES那覇併設の高級鉄板焼店で観光客だけでなく県内でも特別な日のディナーとして人気のお店です。

鉄板焼 天
ゆいレール県庁前駅から徒歩5分ほどのところにある「沖縄かりゆしリゾートEXES那覇」はかりゆしホテルグループとしては最上位のホテルで、それに併設されている「鉄板焼 天」も類にもれず高級感があるレストランです。

店内
店内はピカピカに磨かれた鉄板が馬蹄状にオープンキッチンを囲んでいて明るく清潔感がある。
本来なら15名ほどが座れるスペースがあるんですが、昨今のコロナ禍の影響で現在は1日3組限定にしているんだそうです。

鮮魚のカルパッチョ
今回は真ん中の「澄清(16,500円)」コースをいただきましたが、他にも11,000円の「暁」、22,000円の「瑞雲」が用意されています。

まずは前菜の「鮮魚のカルパッチョ橙の香り 明太子とトンナードソース」。
今回の鮮魚はシルイユー(シロダイ)でした。コリコリとした食感で、明太子とツナを使った「トンナードソース」というのがとっても美味しかった〜。

県産和牛のラグー
「県産和牛スネ肉のラグー 紅芋のマッシュを添えて」は石垣牛のスネ肉を使っていて、最初のカルパッチョ同様にその季節、その日に一番いい素材を厳選して使っているそうです。
4時間以上も煮込まれたというスネ肉はホロホロと崩れるほど柔らかく、提供前に鉄板で昆布を敷いて蒸しているので和風な風味もあります。茶色いソースはオリオンビールを使ったちょっぴり苦味のあるもので、紫色のは紅芋のマッシュソース。この2種を混ぜるととっても複雑で柔らかい味わいのソースになって最高♪

ブイヤベース
「近海魚と北寄貝の香り高い ブイヤベースマルセイユ風」
沖縄3大高級魚のマクブ(シロクラベラ)を使い、旨味のあるマクブの皮、海老の頭はカリカリに焼いて、その他は鉄板でソテーしたあとにブイヤベースと合わせてフィルムでひと煮込みするという手の込みよう。

ブイヤベース
フィルムを開けると魚介の香りとサフランの風味がブワッっと広がる。こんなフィルムで包んでも鉄板の上で溶けずに熱することができるんですね。
ホクホクのマクブ、強い歯ごたえと旨味のホッキ貝、プリプリの海老もいい味出してる〜。

グラニテ
ここで箸休めにパイナップルのグラニテ。
果実感のある甘いパイナップルに下の方にはロゼワインのゼリー。

焼き野菜
「彩り焼き野菜」もいちいち凝っている。
左から紫じゃがいも(シャドークイーン)、コールラビ、島にんじん、ナーベーラー(へちま)、ゴーヤー、椎茸。小さなグラスに入っているのは紅芋とカリフラワーのピクルスと生のコリンキー(サラダかぼちゃ)。
本当に色鮮やかですね〜。

調味料
焼き野菜の調味料としてバーニャカウダ風ソース、ねぎ味噌、屋我地島の塩が用意されています。
こういったソースや塩のような調味料にもこだわっていて、いろいろ試してその時期の食材にあったものを用意しているんだそうです。

厳選和牛
「厳選和牛テンダーロイン」は今回は熊本県産の和牛が使われていて、一人あたり80gと思った以上に大きなお肉が用意されていてびっくり。
正直言ってこのあたりまで来るとかなりお腹も満たされています。ゆっくり鉄板焼のパフォーマンスを見ながら、そして飲みながら食べているからでしょうね。めっちゃ楽しい!

三代田シェフ
今回お料理を担当してくださったのは三代田シェフ。おしゃべりも楽しく、とっても丁寧な所作で作り上げていくお料理はどれも美味しい。

フランベ
「フランベって本来臭み消しだからいいお肉には必要ないんですけどね・・・オープン当初にやっちゃったらリクエストが多くて(笑」と裏話なんかも聞かせてくれました。必要ないといわれてもやっぱりフランベはテンション上がる!

テンダーロイン
オススメのミディアムレアに仕上がったお肉は柔らかく、生の状態で見たときはサシが多く脂っこいのでは?と思っていたけど脂がさっぱりしていてクドさがありませんでした。

わさび
静岡県産の根わさびを乗せて食べたら脂が甘いせいか辛味が消えてスッキリとした旨味だけに。オジサンはこのぐらいがいいなぁ。自家製のポン酢との相性も抜群!

お茶漬け
鉄板焼の〆といえばガーリックライスが定番ですが、ここでは小さなストウブを使って一人前ずつ炊き上げるご飯でお茶漬けなんです。
「海ぶどうのお茶漬け 薬味のアソート」は出汁で炊いたご飯に海ぶどうと8種類の薬味を添えてだし茶漬けにします。

お茶漬けのお供
薬味は梅干し、高菜漬け、たらこ、ジャコ、ほぐし鮭、もずく、鶏そぼろ、豆腐ようの8種類。これらの薬味も季節やシェフ同士の試食会で増減するそうです。
ジャコは鉄板で炒ってくれるのでカリカリで風味アップ!たらこと鮭の組み合わせが美味かったなぁ。

アイスと黒糖ロール
デザートは「ホームメイドアイスの黒糖ロール 季節のフルーツソース」。
黒糖ロールは目の前の鉄板で焼いた焼き立てを、ホームメイドアイスはピスタチオでした。

ピスタチオアイス
とっても濃厚で、自分史上一番美味いと言ってもいいピスタチオアイスの上には和栗のペーストがモンブランのように乗っていて美味さ倍増。もっちりとした黒糖ロールで巻いて食べたら悶絶モノの美味しさでした!

これにてコースは終了。
どの料理にも1つ2つ手が加えられていていちいちビックリさせられる。
最初は雰囲気の高級感に緊張していたけど、シェフのおしゃべりと料理の美味しさにすっかりリラックスして楽しめました。

個室
最後にちらっと見せていただいたのは最大6人まで入れるという個室。
特別な日の集まりにも使えるし、そうでなくてもちょっと贅沢したいときにも。
たまにはこんな店で素敵な時間とお食事はいかがですか〜?

鉄板焼 天
沖縄県那覇市泉崎1-11-5
沖縄かりゆしリゾートEXES那覇
営業時間:12:00~15:00
     17:00~22:00
定休日:月曜日
予約制:ランチ前日18時 / ディナー前日21時
問合せ:098-860-3300

鉄板焼 天鉄板焼き / 旭橋駅県庁前駅壺川駅

夜総合点★★★★ 4.2

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