福岡で一番日本酒にこだわりを持っている店は「酒峰」だと思っている。
もう何度か来たことはあるんだけど、今回の福岡滞在の最後にも寄ってみたくなった。
住吉の雑居ビルの2階、エレベーターの扉が開いたらそこが「酒峰」。右手の壁には大きな冷蔵庫が並びレア酒が大量にストックされて開封を待っている。
福岡の緊急事態宣言発令前とはいえちょっと夜の外出を控え始めた頃だったので、早い時間の客はオレだけでした。
オーナーの田原さんは前回来た時のことを覚えていてくださっていました。嬉しいなぁ。
冷蔵庫前の特等席(個人的に)に陣取り、お任せで日本酒を選んでもらう。
まずは上喜元 純米大吟醸 吊り下げ。
お通しはフグ皮ポン酢。
スッキリとした旨味と酸味が、フグ皮ポン酢に合いますねぇ。美味い。
田原さんのお酒の知識が凄くて、それを聴きながら飲む酒がまた美味い。
この店自体、一見さんはちょっと取っ付きづらいかもしれない。それは店内に色々と注意書きが書いてあるから。でもその項目のほとんどが「お酒を楽しむために当たり前のこと」なんですよね。なので納得しちゃえばすごく居心地がいい。
まぁ、知ったかで知識をひけらかしたい人には向かないと思うけどね。多分田原さんに論破されて終わると思う(笑
たまのはる 純米大吟醸 特別醸造酒
酒峰のために別誂したお酒。まろやかで華やか。
酒峰盛りはおすすめの刺盛り。くじらや炙りもあって、いろんな酒に合うように考えられている。
雪の茅舎 大吟醸 第百二十八番。
精米歩合3割5分ながら米の旨みもしっかり感じることができる。ちょっと濃い目の味付けの料理に合いそう。
ってことで和牛メンチカツ。
実はこの店の名物「牛タンメンチカツ」がめちゃくちゃ美味しくて毎回食べているんだけど、もう一つのメンチカツ「和牛メンチカツ」は福岡市内に3店舗ある姉妹店の中でもここでしか食べられません。
今回初めて食べたけど、中心がピンクでレア目な火加減でめちゃくちゃジューシー。うんまっ。
調子に乗ってもう一杯。
栃木の銘酒、望 斗瓶取り
マスカットのような酸味がとっても爽やか〜。
こちらも酒峰別注の連理 大吟醸。
フルーティな後味で締めの一杯にぴったり。かなり好きなお酒だなぁ。
合わせるのは鶏皮の甘辛煮。昔親父が作ってくれたものに似ていて美味しい。久々に自分でも作ってみようかなぁ。
本当にこだわりがあって、美味しいお酒、美味しい料理を食べることができる酒峰はオススメの一店です。また旅行できるようになったら福岡行かなきゃ。行きたいところいっぱいでコロナショックが落ち着いたら旅行熱が爆発しそう(笑
酒峰(しゅほう)
福岡県福岡市中央区渡辺通5-1-22 ヤヤマビル 2F
092-714-1401
営業時間:18:00~ラストオーダー
定休日:日曜日