マイ・フェイバリットな寿司屋、富山の「鮨人」の予約が取れたので、早速飛行機のチケットを取ってビューンと行ってきました。
今回は初めての夜。ランチとどのあたりが違うんでしょうか。楽しみです。
今回も周りは県外の方が多いようだ。人気は広がっていますね。
大将の握るまな板の近くなので色々とお話を聞きながらいただくことができてラッキーでした♪
まずは、富山といえばやっぱり白海老、甘海老の紅白コンビ。
ねっとりとした甘みが口いっぱいに広がる〜。この一貫のために来ていると言っても過言ではない。
続いても海老。こちらはボタンエビのレアボイル。軽く火が通った海老の身はプリプリ感UPで甘さもUP。ボタンエビは地元では富山海老と呼ばれているほど富山を代表する海老で人気も白海老、甘海老に負けず劣らず。
具が入っていない玉子だけのシンプルな茶碗蒸しは井戸水と梅だけで味がつけられている。毎回食べるたびに衝撃を受ける美味しさだ。
丁寧な包丁が入ったアオリイカは前回食べたときにびっくりした一貫だ。この包丁のおかげでイカがサクサクと噛み切れて、シャリと同時に口いっぱいにほぐれる感じ。
バイ貝の薄造りを粗塩で。こんなに薄く切ってあるにも関わらず抜群の歯ごたえでコリコリといい音が響く。
こりゃ日本酒に合うよなぁと満寿泉の純米酒を注文してみた。米の旨味とバイ貝の甘みが素晴らしいマッチングだ。
お酒を頼んだらつまみにと白海老のこのわた和えを出してくれました。最初に食べた昆布締めよりももっと濃厚で、このわたの旨味、苦味、塩味と相まって至福のおつまみですよ。白海老一匹で酒がどんどん進んでしまうキケンなつまみです。
これはこの日の個人的ナンバーワンな寿司で、カワハギの身を細切りにし、肝醤油で漬けにした巻き寿司。歯ごたえのいいカワハギを漬けにすることによってねっとりと柔らかくし、肝醤油の旨味が染み込んでいてまずいわけがない。悔やまれるのはこれをお替りしなかったことだ・・・。
焼き物(その1)は甘鯛。ぎゅっと旨味の詰まった甘鯛美味しい・・・。
小丼は9月1日解禁だというベニズワイガニのほぐし身に、ウニ・イクラ。この日は8月31日だったけどフライングでいただいちゃいました♪
こちらも解禁前ののどぐろ。雄と雌で味が違うということで雌はしゃぶしゃぶで。しゃぶしゃぶにしても脂が落ちきっていないというのがスゴイ。鬼おろしのザクザク感もいいなぁ。
桜鱒。これがホントのマスノスシですね。とろりと溶けるような食感で鮭よりもあっさりとした脂です。
深海魚のクロムツ。のどぐろは正式名がアカムツで、名前は似ていますが別種です。昆布締めにしたクロムツの皮目が炙ってあって香ばしく溶け出す脂がとってもジューシーです。
のどぐろのオスは串焼きに。メスに比べると歯ごたえがしっかりしつつも、絶妙な焼き加減で香ばしいのどぐろ最高♪
マグロの大トロ。これは宮城県の塩釜港に上がった129.6kgのクロマグロです。刺しの入った黒毛和牛のような食感で、口の温度で脂がとろける。
魚汁は魚のアラとエビの殻だけを数日間煮詰めてつくっています。塩も使っていないのにちょうどいい塩梅で、これだけで一つの鍋を食べたかのような味わいです。
ここで大将とお話していたら、もうちょっと飲む?とバイ貝の肝と満寿泉酒粕を和えたものと、それに合う、大将の秘蔵酒「満寿泉 蔵内拾年」をいただきました。肝の苦味に酒粕の芳醇さ、それを包み込むような蔵内拾年の貴醸酒のようなまろやかな甘味が素敵なマリアージュですね。締めにピッタリです。
本来ならここで2、3貫お替りする予定だったんですが、さすが夜のコースは質もボリュームも申し分なく満腹になってしまいました。
なのでおとなしく塩ジェラートの最中をいただいて終了。
今回も素晴らしいお寿司を食べることができて大満足です。大将には来年の日本一周のときにまた寄らせてもらいますと約束をし、店をあとにしました。
鮨人(すしじん)
富山県富山市新根塚町3-5-7
076-422-0918
営業時間:12:00~14:00 18:00~21:30
定休日:日曜(祝日は営業、但し月曜が祝日の場合は日曜営業・月曜休業)