ふと思い立って岐阜から一気に富山まで。目的はランチに美味しい寿司を食べるためです。
富山まで行けば回転寿司でもいいネタを食べることが出来ますからね。でも・・・。
3年前の日本一周の時に見つけた「鮨人」にもまた行きたいな〜と思いながらも日曜日で定休日なので無理か・・・と。でも、前を通ったら暖簾が出ている!? しかも時計は12:10!まだ間に合う! 急いでクルマを停めて駆け込んで確認したら、ちょうどランチタイムのお客からキャンセルの電話が入っているところでした。ラッキー♪
そんな奇跡のような偶然が重なり、滑り込みセーフで3年ぶりに鮨人のお寿司をいただくことができました。
ランチのコースは5,000円、6,000円、8,500円の3種類。前回5,000円のコースをお願いして大満足だったので、今回は少し奮発して6,000円のコースでお願いしました。
まずは地元富山湾で上がったいまが旬の甘エビと白エビ。ねっとりとした甘さながら口に入れた途端、エビと赤酢のシャリがふわっと解けて口中に旨味が広がります。これだよこれ!3年前の感動が蘇ります♪
鯵。ピンと立った切付が新鮮さの証ですね。一切の臭みもなくキラキラとした脂が美味い。
高級深海魚アラ。少し歯ごたえのある白身に深海魚ならではの脂。くどいくらいの脂なんだけど、ちょうどいいシャリの酢加減でサッパリいただけます。
同じ白身でもこちらは真鯛。昆布じめしてあって旨味が乗ってる。
大将の木村 泉美さん。3年前と比べるとお店のスタッフ(お弟子さんかな?)も増えて、威勢のいい大将の声が響き渡ります。テンポと気配りはホントに素晴らしい。
ヤリイカには飾り包丁が入り、イカとは思えないほどの歯切れの良さでビックリ。ビジュアルは間違いなく今日イチですね。
今回も、井戸水と梅だけで味がつけられている具が入っていない茶碗蒸しは健在。そしてばらちらしはシャリが隠れるほどのタラバガニとウニ、イクラ。痛風になっても後悔はしないっ!!
前回は一番下のコースだったのでなかったのがこのノドグロ串とタラバの握りです。ノドグロは身に味、脂が乗っているオスだけを厳選して刺してあります。パリッと焼かれた皮目にふわふわの身。運転がなければ日本酒を行きたいところだけど・・・ここは我慢。タラバは多めにつけられたワサビがいいアクセントになっています。
マグロは中トロかな。包丁が入れられているので筋も気にならない。濃厚な旨味のマグロだったなぁ。
〆は煮穴子。下手に握ったら潰れてしまいそうなほど柔らかな穴子です。つめの甘さもちょうどいい。
この後、我慢できずに白エビとイカをお代わりしちゃいました。
最後は炭火でじっくり焼き上げた最中に塩ジェラートをはさんで。
握り10貫と串、茶碗蒸し、潮汁とデザートでコースは終了。この味と充実感で6,000円(2貫お代わりしたので7,000円)は安いと思いますがどうでしょうか?高いと思う人にほど食べて欲しい寿司だなぁ。
鮨人(すしじん)
富山県富山市新根塚町3-5-7
076-422-0918
営業時間:12:00~14:00 18:00~21:30
定休日:日曜(祝日は営業、但し月曜が祝日の場合は日曜営業・月曜休業)