ジムニーの慣らし運転を兼ねて北部にドライブに行った時、友人が教えてくれたカフェを思い出して行ってきました。
すごいところにありますが、すごくいいところなんです。
国道58号線、奥間の交差点から林道へ。両側から草木が飛び出ていて、道路には倒木、瓦礫が転がる細い道を30分以上も走ります。正直言ってジムニーじゃなきゃ不安になる。いや、そもそもこんな道の先にカフェがあるって誰が思うのでしょうか・・・。とびだし注意の標識は珍しいイシカワガエルのもの。
木々が開けたと思ったら看板が!そして無機質なコンクリートの四角い建物が見えてきました。これが「Book Café Okinawa Rail」か。
ジャングルのようなやんばるの山の中に似つかわしくないほどのモダンな建物の中は、壁一面本棚になっている素敵カフェでした。
反対側は大きな窓で木々の木漏れ日が降り注いでいます。
当然、こんな山奥に電気が来ているわけもなく、ここはオフグリッド(電力会社の電線に繋がず、ソーラー発電などで自活すること)で営まれているカフェで、この日は台風明けであまり天気も良くなかったので発電量が少なく、エアコンをセーブしながらの営業でした。
いろいろ見たいもの、聞きたいこともあるけど、まずは腹ごしらえ。
ランチのOkinawa Railプレート(1,280円)を注文しました。ちなみにOkinawa Railというのはヤンバルクイナの英名。といってもヤンバルクイナを食べるわけじゃありません(笑
オーナーのお父様が作った野菜を使った新鮮でヘルシーなプレートです。野菜がメインですが、男性でも十分満足できるボリュームでした。
食事の後は本棚から何冊か本を取りゆっくりとした時間を過ごせます。照明を減らし、自然光を取り込んでいる建物の作りは建築設計をやっていたというオーナー自らが設計。
普段ほとんど活字を読まないオレですが、面白そうな本があったので読みふけってしまいました。
本のお供は自家焙煎コーヒー。
本はいろいろな人がペラペラとめくるだけで楽しいだろうと旅、料理、デザイン、写真など活字の少なめな本もたくさん置かれていました。このチョイスがオレの趣味ともぴったりでなおさら心地が良い。
もう一冊、もう一冊と気がつけば2時間も経っていました。
途中いただいたチーズケーキも絶品。
帰り際、オーナーさんが駐車場に見送るついでに、お父様の苦労が見える”イノシシ対策”された畑やソーラーパネルなどの説明をしてもらいました。
そんな話をしていたらひょこひょことウリ坊が一匹。普段は3匹ほどであたりをうろうろしているそうですが、人に怯えることもなくトコトコとマイペースで去っていきました。かわいい。
少なくともオレの使っているSoftbankは圏外で、必然的にスマホも触ることなく2時間ゆっくりすることができました。なのでまた喧騒から逃げたくなったら行こうっと。
Book Café Okinawa Rail(ブックカフェ・オキナワレイル)
沖縄県国頭村奥間大保謝原2040番107
050-3559-5506
営業時間:11:00~17:00
定休日:月・火曜日
カフェ オキナワレイル (カフェ / 国頭村)
昼総合点★★★★☆ 4.3