ベトナムの麺料理は米麺だけではありません。
このBánh canh(バイン・カン)はタピオカのデンプンを使った麺なんです。
この店はなんと2年前にDuongちゃんが住んでいた家なんです。引っ越した後バイン・カン屋になったんですね。
Bánh canh(バイン・カン)の原材料はタピオカ澱粉です。こねたタピオカを包丁で薄く切って、ステンレスの筒に貼り付けていきます。これのどこが麺?って思っていたら・・・。
ぐらぐら湧いた湯の中に、筒を回転させながらカンカンカン・・・と切って入れて2〜3分で半透明の麺が出来上がります。面白い作り方ですね〜。
前回はカニの入ったものを食べたのですが、今回は念願のCá Lóc(雷魚)のBánh canh(バイン・カン)を食べることができました。日本では馴染みのない雷魚もこちらではポピュラーな食材で、歯ごたえがありながらもホロっと崩れて、旨味も強いとホントにいいとこだらけで美味しいんです。
地元の人達はスプーンで食べるんですが、今回は麺をじっくり見てみたかったので箸で。半透明で短い麺は見た目こそ茹ですぎたうどんのようですが、もっちりとした歯ごたえはしっかり残っていますよ。
Quẩy(クヮイ)っていう揚げパンをちぎって浸して食べるのも美味しいですよ。中国のお粥に入れる油条(ヨウティヤオ)と同じに見えるのはベトナムに中国文化が入っているからかな? 奥にあるのは豚の脂身の唐揚げ。サクサクとそのままでも食べられるし、クルトンのように浮かべても美味しいな。
Bánh Canh Huế
Q. Hải Châu,, 303 Trưng Nữ Vương, Hải Châu, Q. Hải Châu, Đà Nẵng, Vietnam