久々に福井にやってきました。福井行きが決まったときから行きたい店をいろいろ調べていたんだけど、その1軒がここ。

「RICE BAR CRAFT SAKE LABO」は福井駅からは少し離れたところにあるんですが、といっても1kmちょっとなので歩いても15分ほどですね。
地元では有名な料亭「開花亭」というお店の向かいにあります。

店内は真っ白なコンクリートの壁に大きな木のカウンターがとってもおしゃれ。いくつかテーブルもあって仲間同士でゆったり話しながら呑むこともできますね。

美味しいお酒と酒の肴をいろいろ楽しんでほしいというこのお店のコンセプトから、酒の肴を盛り合わせたお通し(1,650円・席料込み)を最初から用意してくれています。これが全く値段に見合わないんじゃ?と心配になってしまうほど豪華なんです。
お盆の上に所狭しと10品も並んでいてどれからつまもうか悩んでしまう。味付けも和洋中いろいろあってどんなお酒にも合わせやすくなっているのはさすが。

それならいろんなお酒を飲んでみなくては。
福井県 吉田酒造の「番外山田錦 游」、福井県 加藤吉平商店の「梵・純米55」、福井県 伊藤酒造の「越の鷹 あらばしり 大辛口純米生酒」の3種類を飲み比べ。

「游」はフルーティーな香りですっきりと軽やか。“芳醇超辛口”と書いてあるけど辛すぎず旨味もしっかりとバランスがいい。「梵」は旨味しっかりだけど後味はクリア。温度が上がってくると柔らかいふくよかな感じが出てきます。「越の鷹」はザ・辛口な飲み口だけど後味に広がる旨味は五百万石らしい甘さも感じる。
これだけバラエティに富んだお酒だから先程のお料理たちがいろいろな組み合わせで試せるというもの。これは楽しいぞ。

すぐに2回目の飲み比べ。
福井県 安本酒造の「白岳仙 純米大吟醸 黒鉄」、福井県 常山酒造の「常山 純米吟醸辛口 “飛(とび)”」、福井県 真名鶴酒造の「真名鶴 純米大吟醸 NEWTON 77」。次は辛口にこだわらず面白そうなものを選んでみました。
「白岳仙」はメロンのような吟醸香がふわっと香り、とっても滑らか。“くろがね”なんて名前からは想像つかないほど儚く美味しいお酒ですね。「常山」はとんでもなくシャープでキレのある飲み口。ちょっと呑み手を選ぶんじゃ?と思えるほど。「真名鶴」はラベルの通りリンゴ酸の爽やかな酸味が特徴です。甘口だけど酸味のおかげでスッキリ後味のキレがいい。

すき焼きのように生卵を絡めて食べる「すき焼き風からあげ(1,100円)」は甘辛いタレが絡んでいて濃い旨味。キレの良い辛口酒や酸味のあるお酒に合いますね。
食事もお酒も福井にこだわっていて、県外の人間からすると福井の魅力を丸ごと楽しめる感じでとってもいいお店でした。
福井のお酒を買って帰りたくなるなぁ。
RICE BAR CRAFT SAKE LABO
福井県福井市中央3-5-12 CRAFTBRIDGE 1F
0776-30-1100
営業時間:12:00〜21:00
金・土曜日は〜23:00
定休日:日・月曜日
RICE BAR CRAFT SAKE LABO (ダイニングバー / 福井城址大名町駅、足羽山公園口駅、仁愛女子高校駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8