フィンランドといえばサウナ!ということでヘルシンキのHernesaari地区の海辺にある公共サウナ「Löyly(ロウリュ)」に行ってみました。

宿からは「Ryde」というノルウェー発のマイクロモビリティ(電動キックボード)シェアリングサービスを使って10分ほどでした。
その場でアプリをインストールしてクレジットカードを登録し、あっという間に借りることができました。ただ、路面が石畳のところは走りづらいのと、気温が低くて手が冷たかった〜。

「Löyly」は黒い長方体の建物の周りを多面体の木製“ケープ(木霧)”で包む構成になっていてなんともカッコいい。サウナの他にレストランも併設されているので、サウナ上がりに一杯飲んでいこうかな。
サウナは混浴(もちろん水着着用)で、利用料金は2時間 26€(タオル・シャワー・シャンプー含む)、延長1時間ごと+12€。水着レンタル(8€/2h)もありました。
時間がしっかり決められているので事前にネットで予約していったのですが、飛び込みで入ってくる観光客もいました。(ある程度最大利用人数が決まっているので予約しておいたほうが安心です)

水着に着替え、暖炉の前で奥さんと待ち合わせをして一緒にサウナ回りスタートです。2時間あるので無理をせずゆっくり回りましょう。

まずは一番大きな「薪サウナ」へ。本格的なフィンランドスタイルで、温度は90度ぐらい。薪の香ばしい香りと時々(お客が好きなタイミングで)行われるロウリュで蒸気&熱波が気持ちいい。20人ほど入れるので割とゆったりできますね。

十分温まったところでテラスに出てみました。かなり寒かったけど芯まで温まっているので気持ちがいい!
とはいえ長くはいられないので次は最近設置された(?)バルト海を眺めながら入ることができるコンテナのようなサウナに入ってみました。

こちらは10人入れるかどうかの小さめのサウナで、ガラス張りなのでバルト海を眺めながらサウナを利用することができます。めちゃくちゃ開放的でいい!
時々部屋の中央にある大きなサウナストーンに水がかけられ、その度に上がる蒸気がとにかく熱い!部屋が小さいから余計に熱く感じるんですが、何度も蒸気を浴びているとクセになってくるんです。暖炉の部屋に給水機があったので水を持って入るといいですよ。

限界ギリギリまで身体を温め、念願だったバルト海へ飛び込む!正確には水が冷たすぎてハシゴを使って恐る恐る入ったんですけどね。10秒ほど泳ぎましたが水温はなんと5度・・・長くは入っていられません。

この日は特別な日だったのか、いつもなら別料金(500€)がかかるプライベートサウナが自由に入れるよう公開されていました。
こちらは10人まで入ることができるサウナで、最初に入った薪サウナの中型といった感じ。10人で8万かぁ、なかなかいいお値段ですね。

最後までどこにあるのか見つけられなかった「スモークサウナ」に入ってみました。
シャワーを浴びていたらちょっと影になっているところの扉から数人の男性が出てきたので、もしかしてここ!?と開けてみたら発見できました。
毎日朝に薪をガンガン燃やして、温度が上がりきったところで保温するという方法で運営されているのでとにかく部屋の中がすすで真っ黒。炭の香りがして面白いけどちょっと閉塞感があって怖いですね。
4つのサウナを行き来して1時間半ほどサウナを楽しみました。
最初はあまり乗り気じゃなかった奥さんも次第にサウナにハマっていき楽しんでくれたので良かった。

シャワーを浴びて着替えた後は、隣のレストランでちょっと休憩。ここも中央に暖炉があって、海も眺められるのでとっても雰囲気がいいですね。

風呂上がり・・・もとい、サウナあがりはやっぱりビールでしょ。ということで「Karhu III」というフィンランドを代表するラガービールを飲んでみましょう。

アルコール度数4.6%でしっかりとした旨味と苦みのビールでした。
いやぁ、フィンランドのサウナ最高でした!他にもバルト海に飛び込めるサウナはあるようだし、街なかにも小さい「ヘルシンキ最古」といわれるサウナもありました。
日本からも「サウナー」な方が来ていたし、サウナ好きにはたまんない国ですね。
もし次回またフィンランドに来ることができたら、そのときは別のサウナに行ってみよう。
Löyly
Hernesaarenranta 4, 00150 Helsinki
+358-9-61286550
営業時間:レストラン:11:00〜23:00 金土曜日は〜0:00 日曜日は〜22:00
サウナ:12:00〜22:00 金曜日は13:00〜23:00 土曜日は9:00〜11:00 13:00〜23:00 日曜日は11:00〜21:00
定休日:なし