神楽坂で高校の同級生と呑むことになり、ちょっと早めに着いたので路地裏を新規開拓してみました。
ビルとビルの間は約80cm。こんな細い路地なのに人の出入りがあるのでちょっと覗いてみました。
少しいくと何やら趣のある外観の「酒ト壽」という店がありました。これは気になる・・・入ってみなきゃ♪
中はかなり薄暗く、カメラのオートフォーカスが効かないほど。三和土(たたき)にカウンターという純和風な雰囲気の良い店内です。
お通しはなんと車海老丸ごと一匹を使った刺身。頭は香ばしく焼いてあるのでパリパリと殻ごと食べられます。
日本酒のラインナップはかなり多く、メニューに印刷されていて常に置いてあるっぽいものだけでも30種類ほど、そこに限定酒が10種類ほどと合計40種類ほど用意されていました。
そんな中から富山県 富美菊酒造の「羽根屋 酒米探検シリーズ第二弾 吟風」。北海道の吟風という酒米を使ったお酒で爽やかな香りと優しい甘みのとっても上品な味わいでした。
まずはアジのタタキ。脂の乗ったアジに味噌と薬味がよく合う。ちょっと濃いめな味付けでお酒がすいすい入っていく。光り物の血合いの独特な旨味もたまらない。
気づけば周りの席もすべて埋まっていた。こんなにも分かりづらいところにあるのにみんなよく知っているなぁ。
どっしりしたお酒が呑みたくなって、島根県 王祿酒造の「王祿 八〇(ハチマル) 80%精米 生原酒」を注文してみた。80%という低精米ならではの米の旨味とそこから醸し出されるどっしりとした味わいとキレがとってもいい。燗をつけても美味しいだろうなぁ。
なんとも贅沢な見た目の毛ガニのコールスローは笑っちゃうほど美味い。一人でちびちび飲むならこれだけで何杯でも呑めちゃうなぁ。
愛知県 柴田酒造場の「孝の司 純米吟醸 夏祭り」。低アルコールでサラッと飲みやすい。夏っぽくキンと冷やして呑むのが最高。
こんな隠れ家的な細路地の奥にこんなにいい場所があったなんて。
ここもまた来なきゃなぁ。
酒ト壽
東京都新宿区神楽坂4-2
03-3267-3355
営業時間:17:00〜23:00
土曜日は15:00〜22:00
定休日:日曜日・祝日