5日の朝は気仙沼港で迎えました。ギリギリ2桁な朝は寒かった〜。
仕事ができる場所を探して、魚市場に入っている気仙沼環境協会にたどり着きました。
朝早かったので、市場も大盛況。この時期はなんといっても秋鮭でしょう。他にはブリかな?
魚市場の壁面にはこんな表示が。2階まで津波が来たんですね・・・。
その強烈な波ですべてが流されて、更地になってしまった住宅街。建てなおしている方もいますが、まだまだガランとしています。
特にひどかった地域では盛り土をして地盤改良と地面を高くする工事があちこちで続いています。道や線路も寸断されていてナビも迷いまくり。
商店街やコンビニはプレハブで営業しているところが多く、震災があってもなお地元を盛り上げていこうとする復興のパワーを感じました。
お昼は魚市場で見かけた「モーカの星」という料理を探して、魚市場2階の回転寿司へ。モーカの星(毛鹿の星)はネズミザメ(モウカザメ)という凶暴なサメの心臓で、一見すると血生臭そうなんですが、酢味噌を付けて食べてみるとビックリ。臭みはほとんどなくサクサクとした歯ごたえでとっても美味しい。手前に見える白っぽいのは心臓の弁かな?こっちはコリコリとまた違った歯ごたえで面白い。こりゃ珍味だなぁ。
回転寿司ってことで少しはお寿司も。気仙沼っぽいものを探していたらフカヒレがあったので食べてみた。うん、、、寿司には合わないな(笑 温かいスープでたべたい。
こっちも気仙沼っぽいサメ。しかも生ハムのように加工がしてあるらしい。確かに食感も味も生ハムだ。見た目はイマイチだけど美味しい。他にも旬な秋刀魚、沖縄ではあまり見かけないアイナメを食べて4皿で終了。旅は長い、炭水化物は天敵です(笑
午後になって、次の宿泊地盛岡に向かって移動開始。途中、奇跡の一本松があったので立ち寄ってみたけど・・・これは本当に地元の人が欲しがったものなのかな?確かに復興のシンボルではあるけれど・・・。
いまはまだ周囲が道路工事や地盤改良で工事中だからかもしれないけど、観光客を呼ぶような施設もなく10分以上歩いて海岸近くまで行かないと見られないのはどうかと。見に来ていたご老人も「こうやって見に来ている時に地震にあったらコワイわねぇ。クルマに戻るまでに流されちゃうわよ」って。ごもっともだな。
仙台までの放射能被害より目に見えて壊れている街を見ると、津波の強さに改めて驚かされますね。そして、復興のために動いている力にはそれ以上の強さを感じました。
いちば寿司
宮城県気仙沼市魚市場前7-13 気仙沼海の市 2F
0226-25-7868
営業時間:10:00〜21:00
定休日:無休(1月1日のみ休み)