北関東から仙台まではまだまだ震災復興から遠かった・・・。

北関東から仙台までの道のりは、震災の爪痕を多く見ることになり、まだまだ震災から復興したとは言えない状況でした。

汚染土の山
北関東から宮城県仙台市まで常磐自動車道を使ったのですが、福島県に入ってからの景色には驚きを隠しきれませんでした。
福島第一原発近くの帰宅困難地域の民家は廃墟同然に荒れ放題。もちろん歩いている人の姿はありません。田畑は背丈ほどの草に覆われ、少しでも広場があると、そこには放射線汚染された土の袋が山積みされています。道路脇、河川敷、挙句には長らく放置された民家の目の前にまで。これでもまだ場所が足らないんだろうな・・・。

放射線量表示
高速道路には数キロおきに放射線量を示す電光掲示板があり、リアルタイムな放射線量が表示されていました。LED掲示板のため、写真で上手く撮れなかったですが、この場所は2mSv(マイクロシーベルト)でした。ほとんどは0.2mSvほどでしたが、最高で4mSvの区間があったようです。当然、そんな場所に長くいられるわけもなく、常磐自動車道よりも原発寄りの国道6号線は二輪車での通行が禁止されていました。

津波浸水区間
高速を降りて仙台市内に入ると活気あふれる街で、震災があったことすら忘れそう・・・と思いきや、津波の被害があった地域に入ると「津波浸水区間」という標識が掲げられていました。こうやって過去の被害地域を後に残し避難するときの目安にしているんでしょうね。

こうやって見ていると、4年前という時間は長く感じていたはずがまだまだ復興したとは言い切れない部分があるのだと実感しました。メディアには出てこないリアルな震災現場を少なからず目の当たりにできたのでこの日本一周をしてよかったな。

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