南方系サンゴの分布地域北上。
温暖化の影響かはたまた種の変異か。
南方系サンゴがどんどん生息地を北上させているようです。
asahi.comより
南方系サンゴ、進む北上 和歌山・串本沿岸で進出めだつ
今月、ラムサール条約への登録が見込まれる和歌山県串本町沿岸の海域で、これまでなかった南方系サンゴの進出が目立っている。
水深4メートルの海底に潜ると、串本でよく知られるテーブルサンゴ「クシハダミドリイシ」を取り囲むように、高さ30センチほどの樹木状の「スギノキミドリイシ」が群落をつくっていた。串本海中公園センターは、高知沖が北限だったスギノキミドリイシをはじめ、この10年間に約20種の南方系サンゴの北上を確認している。
単純にサンゴが生息できる海域が増えたと喜ぶわけにはいかないこの状況は、どう考えても地球温暖化が原因ですよね。
名古屋に住んでいた頃は和歌山県・串本にもよく潜りに行っていたけど、その時はテーブルサンゴはあったもののやっぱりどこか寒い印象の海の中でした。
でも、最近は雑誌などで串本の様子を見ると死滅回遊魚(季節来遊魚)と呼ばれる黒潮に乗って流されてきて冬を越せずに死んでしまう魚たちがなんとか無事に冬を越して、そこで繁殖していることもあるという。
串本で潜っているダイバーにとっては珍しい魚やサンゴが増えて嬉しいかもしれないけど、それは本来そこにはなかったもの。
複雑な心境ですよね…。