植物検疫のすすめ【台湾編】

というか自分のためにメモ。
結構たらい回しにされたからなぁ・・・。

■旅行前の下準備
まずは希望の植物が持ち込み可能なものかどうか農林水産省の植物検疫所サイトでチェックしておきましょう。

輸入条件に関するデータベース
こちらで輸入元国の指定で「アジア」→「台湾」。
輸入植物の指定で持ち込み希望の植物の名前(学名)、部位(種や苗)を指定して検索を実行。
「通常の検査で持ち込み出来るもの」に該当すれば以下の方法で持ち込み可能です。

■現地にて
とりあえず、上の方法で持ち込み出来ることが分かった植物を購入しましょう。
オススメは社子花卉廣場(台北市士林区延平北路7段18号)。
台北市街中心部よりタクシーで10分ほどです。
週末にご旅行の場合は台北市建国假日花市(建国南路ガード下)もオススメ。
なかなかマニアックな植物も売ってますよ。

土がついているとどうやっても持ち出し不可なので購入した植物の土を落としてきれいに洗いましょう。
かなりしっかり洗っておいた方が安心です。

■輸出植物検疫証明書取得
検疫タグ(輸出植物検疫証明書)土をきれいに洗った植物なら直接空港の植物検疫課で証明書を発行してもらえるらしいです。
が、そこまで行ってから「ハイダメ!」と没収されては元も子もありません。
事前に取得しておく方が安心でしょう。

台北検疫站(台北市羅斯福路4段113巷19号)によく洗った植物を持ち込み、証明書を発行してもらいましょう。
台北市街中心部からタクシーで20分ぐらいかかります。
中国語もしくは英語が堪能ならすぐに検査し、発行してもらえると思います。
オレは両方とも全くダメなのでかなり時間がかかりましたが・・・。
事前に持ち出す植物の中国語名を調べておくとスムーズかも知れません。
例)アンスリウム=花燭
あ、パスポートをお忘れなく。

■持ち出し
台湾桃園国際空港では植物をパッキングした箱に発行された証明書を貼り、預ければOK。
手荷物の場合も同じように。

■持ち込み
最寄りの空港に到着し、荷物を受け取ったら検疫カウンターに行き、荷物のチェックをしてもらいます。
オレの時はスルーされましたけど・・・。
呼び止められた時だけでよかったのかな?

こんな感じで手間はかかりますが、台湾での植物の値段、珍しい植物のことを考えれば好きな人なら苦にならないでしょう。
オレももう一回行っていろいろ買い込んできたい!


大きな地図で見る

6 thoughts on “植物検疫のすすめ【台湾編】

  1. もんの凄く勉強になります。
    身内がタイにいるので、いつか旅行したときは植物を持ち帰りたいと常々思っていました。
    事前に手順を把握していれば多少の手間で済みそうですね。
    なかなかどこでも教えてもらえるネタではないのでためになります。

  2. >かげさん
    Thaiに身内の方がいらっしゃるんですか。
    Thaiにはいろいろ珍しいものもありそうですから、変わったのが持ち込めるといいですね。

  3. 川崎さま。初めまして。
    とても参考になりました。

    台北検疫站(台北市羅斯福路4段113巷19号)によく洗った植物を持ち込み、証明書を発行してもらいましょう。

    とのことですが、こちらの費用はどれくらいかかるのでしょうか?

    また、日本の検疫所のサイトでは
    持ち込みの場合、証明書はあれば植物検疫官に見せてくださいとのことで、必須ではないような書き方がされています。

    となると、証明書は
    台湾から国外に出す、飛行機で運ぶ際に必須ということなのでしょうか?

    ご多忙中恐縮ですがご回答いただけると有り難いです。
    よろしくお願いします。

  4. もんもんもんさん
    はじめまして。コメントありがとうございます。

    台北検疫站での証明書発行は無料でした。
    日本での検疫所で書かれているのは台北検疫站など国外で取得した場合のことかと思います。持っていなければその場(日本の空港)でチェックして発行対応してくれると思います。
    実際、私も台北で一度取ったきり、国外の検疫所で発行してもらうことはなくなりました。日本に持って帰ってからチェックして発行してもらえばいいですからね。
    とは言え、その場で洗ったり出来ないのでミスがあれば即没収廃棄になりますが・・・。

    どの国も国外に「出す」方はあまり厳しくないです。
    持ち込みの方が厳重にチェックされますね。
    そう考えると台北検疫站などで気が済むまでチェックしてもらえば、日本で証明書を見せるだけなので確実に持ち込めるんですが、あとは現地での時間がどこまで取れるかではないでしょうか。

コメントを残す