50年後の海水はサンゴが住めないぐらい酸性化?


二酸化炭素の増加は地球の温暖化を引き起こすだけではなかった。
酸性雨と同じく海水も酸性化してしまうようです。

asahi.comより
CO2増加で海水酸性化、サンゴ溶解も 研究チーム予測
 大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が現在のペースで増すと、海水の酸性度が上がって、50年後にはプランクトンやサンゴが溶け出し、生息海域が減り始めることを日米欧など8カ国の研究チームが予測した。29日発行の英科学誌ネイチャーに発表した。海の生態系全体に深刻な影響を与える恐れがあるという。
 研究チームは、CO2の濃度分布について、各国の計算モデルのうち最も確かと思われる予測をもとに、海域ごとの酸性度の上がり具合を計算した。
 現在の海水はpH(水素イオン濃度)が8程度の弱アルカリ性だが、水温が低くてもともとCO2が多く溶けている南極付近からアルカリ性の度合いが弱まり、50年後にはプランクトンの翼足類や、冷水サンゴの殻が溶ける海域が現れることがわかった。翼足類は世界中に分布する一般的な動物プランクトンで多くの魚種がエサにする。冷水サンゴは多くの魚種がすみかとする。これらが生息できない海域が100年後には南極海全体と北太平洋の一部に広がることがわかった。

50年後なら自分もまだまだ生きている可能性ありだよなぁ。
先日の阿嘉島で「10年前はもっと魚やサンゴが多かった」という話しを聞いたけどもっとリアルに自分の目で見ることになってしまうんでしょうか…。

環境をテーマにした愛知万博 愛・地球博が大規模な自然破壊によって会場づくりされている時点で何かおかしいと誰もが気付いていたはずなのに結局そのまま。
環境のことを考えて二酸化炭素のでないリニアモーターカーで移動しようといいながら緑の山を壊してリニアの路線を作るバカらしさ。

キレイな海を見てきたあとだからって訳じゃないけど、もっとマジメに環境のことを考えなきゃいけないんじゃないのかな…と思う今日この頃。

Posted: Thu - September 29, 2005 at 06:38 PM  |   |   |   |  このエントリーを含むはてなブックマーク  | ランキングを見てみる
 




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